[メイン2] 暁切歌 : シーン2.5「保護者同伴デース!」シーンプレイヤー:暁切歌 登場:自由
[メイン2] 暁切歌 : 45+1d10 登場/リザレクト (45+1D10) > 45+4[4] > 49
[メイン2] 松実 宥 : CRCルール適用で侵蝕率+1
[メイン2] 暁切歌 :
[メイン2] 暁切歌 :
[メイン2] 暁切歌 :
[メイン2] 暁切歌 : カムイに引っ張られてる間に、いつの間にかみんなも来ていたのデース!
[メイン2] 暁切歌 : ……そして、やっぱりあの女の子に会ってから昔の遊園地に来たみたいなんです
[メイン2] 暁切歌 : 不思議な女の子だったんですが、カムイは気にしてないみたいでした……
[メイン2]
暁切歌 :
RB独自の感覚、という奴かも知れぬです…
私は、あんまりわからないですけど
[メイン2] 暁切歌 : ……やっぱり、RBとして半端デス
[メイン2] 松実 宥 : そんな思考を重ねる切歌の頬に、少し熱を感じる金属が後ろから。
[メイン2] 暁切歌 : 「ぴぃやぁっ!?」
[メイン2] 暁切歌 : 冷や汗を流して、ベンチから飛び上がる
[メイン2]
松実 宥 :
「フフ、大丈夫?切歌ちゃん」
ニコりと笑う宥の姿が。その手には、暖かなホットココアの缶飲料が。
[メイン2] 暁切歌 : 「ビ、びっくらこいたのです…」
[メイン2]
松実 宥 :
「あったかぁ~いから、キリちゃんもこれ飲んで
落ち着くといいよー」
[メイン2]
松実 宥 :
のんびりとした口調で、優しげに切歌へ微笑みながら
よいしょ、と隣へ腰かける。
[メイン2]
松実 宥 :
「それにしても本当に、レネゲイドによって……もう閉園したはずの
遊園地が、こうしてまた再稼働しちゃうだなんて……
つくづく、不思議だよねー」
[メイン2]
松実 宥 :
自分達以外に人はいない、当たり前ながら《ワーディング》の影響下にあるため
非オーヴァードは立ちいることは一切できない。
それでいながらも、この遊園地のアトラクションは稼働し続けており。
[メイン2] 暁切歌 : 「全く不思議です……やっぱり、あの女の子が遊園地のRBですかね〜」
[メイン2]
松実 宥 :
「どうかなぁ~、調べてみないと分からないけど……
……それよりも気になるのは」
[メイン2] 松実 宥 : ちらりと切歌の方を見て。
[メイン2] 松実 宥 : 「切歌ちゃんの方だよー」
[メイン2] 暁切歌 : 「およ?」
[メイン2]
松実 宥 :
時折寒そうに、体を震わせながら
ブランケットに身を包ませながら、そう告げる。
[メイン2]
松実 宥 :
「合流した時に経緯は聞いたけれども……やっぱり、不思議
……切歌ちゃんは、ここの遊園地に─────」
[メイン2] 松実 宥 : 「─────来たことが、あるんだよね?」
[メイン2] 暁切歌 : 雰囲気の変わった声にどきりとしつつ、記憶をたぐりながら答える
[メイン2] 暁切歌 : 「た、たぶん! いつ頃かは曖昧だけど、昔来た覚えがあるのです!」
[メイン2] 松実 宥 : ふんふん、と話を聞きながら、ゆっくりと頷き。
[メイン2] 松実 宥 : 優しく微笑みながら、話の続きを聞く姿勢に。
[メイン2] 暁切歌 : 「そして……えーっと、なんだったか忘れちゃったけど、忘れ物をしたのデス!」
[メイン2] 松実 宥 : 「……忘れ物……」
[メイン2] 松実 宥 : ぽつりと、その単語を呟き。
[メイン2] 松実 宥 : 「……どんな忘れ物、かな?」
[メイン2] 松実 宥 : 少し眉を顰めながら、切歌を見つめる。
[メイン2] 暁切歌 : 「う、うーん……うーん……!」
[メイン2] 暁切歌 : プスプスと頭から少しの煙が上がり、ついには突っ伏す
[メイン2]
松実 宥 :
「……!?あ、あわわわ……!」
あたふたとしながら。
[メイン2] 暁切歌 : 「ダメです、さっぱり思い出せないのです……切歌はダメな子なのです…」
[メイン2] 松実 宥 : 「だ、だだだ、大丈夫ーー……??」
[メイン2] 松実 宥 : 「……そ、っかぁ……」
[メイン2] 松実 宥 : 端末で受け取った、切歌の資料を再度思い浮かべる。
[メイン2] 松実 宥 : 「……切歌ちゃんは確か……チルドレンさん、なんだよね?」
[メイン2]
松実 宥 :
「UGNが、レネゲイドの使い方がまだ分からない
不安定な状態の子ども達に、正しく"日常"と向き合えるように教育を
施し、育ててきた存在─────その一人が切歌ちゃん、で合ってるかなぁ?」
[メイン2] 松実 宥 : ことん、と小首を傾げながら、そう問う。
[メイン2] 暁切歌 : 「た、たた、多分それであってるのです」
[メイン2]
松実 宥 :
「ふふふ、大丈夫、リラックスして切歌ちゃん」
にこり、と笑い。
[メイン2]
松実 宥 :
「私はイリーガルで……それにまだ高校生だから
そこまで深い事情は分からないけど……でも、もしかしたら
切歌ちゃんが記憶していない、まだ覚醒していない頃に……」
[メイン2] 松実 宥 : 視線を、煌びやかに色めく園内へ向け。
[メイン2] 松実 宥 : 「誰かと、一緒に来た事があるのかもね?」
[メイン2] 暁切歌 : 「……かも、しれないですね!」
[メイン2] 暁切歌 : ふんふん、と勢いよく
[メイン2] 松実 宥 : 「……ふふ、それなら……ちょっと一緒に、探索でもしよっか?」
[メイン2] 松実 宥 : よいしょ、とベンチから立ち上がり。
[メイン2] 松実 宥 : 「歩いていたら、もしかしたら何か思い出すかもしれないもんね?」
[メイン2] 暁切歌 : 「デース!」
[メイン2]
暁切歌 :
返事をすると、ベンチから立ち上がり
ポーズを取る
[メイン2] 松実 宥 : ふふふ、とそのポーズを見ながら、微笑み。
[メイン2]
松実 宥 :
「それじゃあ─────まずは、この遊園地についてだけど
ちょっと私、さっき軽く調べてきたんだよねー
見てもらってもいいかな?」
[メイン2] 松実 宥 : そう言い、端末を切歌へ見せ。
[メイン2] 松実 宥 :
[メイン2]
松実 宥 :
遊園地について
<情報:噂話>6
[メイン2] 松実 宥 : 《生き字引》
[メイン2] 松実 宥 : 6dx+124>=6 (6DX10+124>=6) > 10[5,6,7,10,10,10]+7[2,2,7]+124 > 141 > 成功
[メイン2]
GMアイシャ :
遊園地について
<情報:噂話>6
この遊園地には、誰もいないはずなのに笑い声が聞こえる。
電気が通っていないはずなのに観覧車が動いているなどの怪談のような話があるようだ。
ただし人を害すような噂はないように思える
そして、噂の一つに大事な忘れ物を届けてくれると言うものがある。
[メイン2] 松実 宥 :
[メイン2] 松実 宥 : 「─────《ワーディング》内なのに、不思議だよね」
[メイン2]
松実 宥 :
「それに……大事な忘れ物を届けてくれる……
そういう噂話があるみたいなの
………あはは、かく言う私も……昔、ここの遊園地に来ててね」
[メイン2] 暁切歌 : 「なんと!」
[メイン2] 松実 宥 : 困り眉で、少し笑みを溢しながら。
[メイン2] 暁切歌 : 「えーっと、じゃあ、落とし物を届けてもらった事もあるデス?」
[メイン2] 松実 宥 : 首を横に振る。
[メイン2]
松実 宥 :
「ううん……まだその落とし物は、見つかってなくて……
でも、ずっと昔の出来事で……すっかり忘れちゃってたや」
[メイン2] 松実 宥 : 微笑みながら、切歌と一緒に園内を歩き続け。
[メイン2] 暁切歌 : 「じゃあ……あの女の子が届けてくれるかもしれないデスね! 次は探してみるデース!」
[メイン2]
松実 宥 :
「……でも、うん……ここ、やっぱり私……小さい頃に来たことがある場所で
……家族と一緒に、よく来てたなぁ……」
しみじみと、懐かしそうな表情を浮かべながら。
[メイン2] 暁切歌 : 「家族………」
[メイン2]
松実 宥 :
「……あの女の子……そう、だねぇ
……切歌ちゃんは、どう思ったかな?」
[メイン2] 暁切歌 : 「うーん……うーん」
[メイン2] 暁切歌 : 「最初は、周りの景色にビックリして碌に考えられなかったけど……」
[メイン2] 松実 宥 : うんうん、と頷きながら。
[メイン2] 暁切歌 : 「……今思うと、とっても親切だった気がするデス」
[メイン2]
松実 宥 :
「……そうだね、それに調査結果にも、あの子が危害を加えたっていう
そういう情報は、"今のところ"無い」
[メイン2] 松実 宥 : 「─────でも、私達は"UGN"」
[メイン2] 暁切歌 : 「!」
[メイン2] 松実 宥 : 「そうだよね?」
[メイン2] 松実 宥 : ふと後ろを振り向き。
[メイン2] 松実 宥 : 「こいしちゃんは、どう思うかな?」
[メイン2] 暁切歌 : 「ほぇ?」
[メイン2]
暁切歌 :
「宥、私は切歌デスよ?」
真似して振り返る
[メイン2] 古明地こいし : 「私がどうかしたの?」
[メイン2] 古明地こいし : 否、彼女は
[メイン2] 古明地こいし : 既に二人の目の前にいた
[メイン2] 松実 宥 : その存在に動じず、にこりと微笑み。
[メイン2] 古明地こいし : 60+1d10 登場/リザレクト (60+1D10) > 60+2[2] > 62
[メイン2] 古明地こいし : 60+1d10 登場/リザレクト (60+1D10) > 60+1[1] > 61
[メイン2] 暁切歌 : 「……弟デデdededdeeeeeeeeェェェェス!??!!!???!!」
[メイン2]
松実 宥 :
「─────こいしちゃんがここへ来た理由
改めて説明してもらっても、いいかな?」
[メイン2] 暁切歌 : 「お、お化けデース!!!ヨーカイでーす!!!」
[メイン2] 松実 宥 : 激しく動揺する切歌を、どうどうと宥めつつ。
[メイン2]
古明地こいし :
「来た理由…?」「…なんだっけ?」
どうやら色々と満喫していたようで飴を舐めながら手に色々持っている
[メイン2] 松実 宥 : あはは……と、少し汗を垂らしながら。
[メイン2] 松実 宥 : 「……"防疫"」
[メイン2] 暁切歌 : 「えーっと、来た理由は……」
[メイン2]
松実 宥 :
そのひと単語のみを告げ、口を閉じ
再度切歌の方を見て。
[メイン2] 暁切歌 : ……そういえば、自分とカムイは任務とか関係なしに勝手に入っていたのを思い出し、汗が大きく出る
[メイン2] 暁切歌 : 「そ、そう!!防疫デース!はんのー?とか色々あるのでーす!!」
[メイン2]
松実 宥 :
「……そう、切歌ちゃんとカンナちゃんは、レネゲイド災害に巻き込まれたの」
切歌の表情から、その心中を察し。
[メイン2] 古明地こいし : 「……あっそうだ!」
[メイン2] 古明地こいし : 「私ここに大切な物を忘れてたから来たんだ!」
[メイン2] 古明地こいし : 「”最強の剣”を!」
[メイン2] 松実 宥 : こくりと、こいしの言葉にも頷く……も。
[メイン2] 松実 宥 : 「……す、すごく物騒なものを、忘れてきたんだね……」
[メイン2] 古明地こいし : 説明しよう!最強の剣とは!
[メイン2] 古明地こいし : こいしが昔作った新聞紙とかを丸めて作るアレである!!!
[メイン2] 松実 宥 : その本当の意味は知らず、あはは…と笑いながら。
[メイン2]
松実 宥 :
「……でも、その通り
この場にいるオーヴァードは全員……何かしらの"忘れ物"がある」
[メイン2] 暁切歌 : 「……そー考えると不思議ですね〜」
[メイン2] 松実 宥 : 「うん、とても不思議、これだけ聞いたらすごく親切な存在に聞こえるよね」
[メイン2] 古明地こいし : 「?」「何の話?」
[メイン2]
松実 宥 :
「でも、私達は……違うの
レネゲイドをこうして、公の場で使ってはいけない
そういう規則の下で成り立つ組織にいる」
[メイン2] 松実 宥 : こいしの方を向き。
[メイン2] 松実 宥 : 「─────未確認オーヴァードを保護するか、それとも」
[メイン2]
松実 宥 :
口元にマフラーを当てながら
少し寒さに体を震わせつつ。
[メイン2] 松実 宥 : 「─────強硬手段で捕縛するか」
[メイン2]
松実 宥 :
廃遊園地を、元の遊園地の姿に戻す。
大規模なレネゲイドによる作用が働いていることは、想像するに容易い。
[メイン2]
松実 宥 :
この事態を、良い噂でした、で済ませるわけにはいかない。
それが─────UGNという組織に所属するオーヴァードの使命なのだ。
[メイン2] 松実 宥 : 「……切歌ちゃんは、どうしたいかな?」
[メイン2] 松実 宥 : ちらりと、隣に立つ、自分よりも背の小さな少女へ語り掛ける。
[メイン2]
古明地こいし :
「ふうん…?」
全く覚えがない、それもそのはずだ
彼女は今まで使命など果たさずその隠密技能で隠れて適当に遊んでただけなのだから
[メイン2]
暁切歌 :
「え、えと……」
[メイン2] 暁切歌 : あの娘はいい子そうだし、あんまりひどい事はしたくありません……
[メイン2] 暁切歌 : でも、誰かの事を考えて頑張ってるのがUGNみたいだし、やる事はやらないといけないし……!
[メイン2]
暁切歌 :
「ま、まずはお話するデス!」
「お話が通じなかったら、通じるまで一生懸命やってみるデス!」
[メイン2] 松実 宥 : 「………」
[メイン2]
松実 宥 :
ぴろりん、という音と共に、任務仲間からの情報が送られる。
その文章を眺めながら、眉を顰め、改めて切歌の方を見て。
[メイン2] 松実 宥 : 「……じゃあ、もしお話が通じなかったら?」
[メイン2] 松実 宥 : そう言い、端末の情報を見せる。
[メイン2] 暁切歌 : 「……!」
[メイン2]
松実 宥 :
「この空間は……やっぱり揺らぎが生じてるの
歪で……もしかしたら、"衝動的"に形成された領域なのかもしれないの」
[メイン2] 暁切歌 : 「…衝動、って、あの怖い奴デスか」
[メイン2]
松実 宥 :
「それに、条件を満たさないと出られることができない
……これって、監禁みたいなものだよね?
法律から考えても、アウトだよ?」
[メイン2] 松実 宥 : 切歌の言葉に頷く。
[メイン2]
松実 宥 :
「そう─────理性を失い、心の内にある
一つのことだけに、一心に突き動かされる感情……衝動
……つまりは……ジャーム、だね」
[メイン2] 松実 宥 : あくまで仮定に過ぎないが。
[メイン2] 暁切歌 : 「……ジャーム、デスか」
[メイン2] 松実 宥 : こくりと頷く。
[メイン2] 松実 宥 : 「それでも─────お話を聞くの?」
[メイン2] 暁切歌 : 「……」
[メイン2] 暁切歌 : ……話が通じなくて、嫌な思いして倒すだけならとっても嫌だけど、まだ まだ、いい結果なのかもしれないデス
[メイン2]
暁切歌 :
もし、私の我儘で話にいって、みんなが怪我したり……もっと怖い事があっても
責任は、取れないデス
[メイン2] 暁切歌 : ……だけれど
[メイン2] 暁切歌 : 「もしも、わかり合えないとしても、手を取り合えないのが、決まった未来でも」
[メイン2] 暁切歌 : 「わかり合おうとしなければ、良い方を……」
[メイン2] 暁切歌 : 「私が欲しい未来には、絶対辿り着けないと思うから……」
[メイン2]
暁切歌 :
「まず、一回は諦めないのデス!!」
「そのあと、頑張ってダメだったら……そう考えると、辛いけど……」
[メイン2] 暁切歌 : 「わかり合おうとする事は、何回間違えても、辞めないデス!」
[メイン2]
松実 宥 :
その答えに、宥は。
にこりと微笑む。
[メイン2] 暁切歌 : ……自分ながら、押し付けがましいと思った
[メイン2] 松実 宥 : 「……ふふ、その気力があれば十分!だね」
[メイン2] 暁切歌 : 「ふ、ふぇ?」
[メイン2]
松実 宥 :
「切歌ちゃんが迷うのも、とても分かるよ
だって……まだ、分からないことだらけなんだから」
[メイン2]
松実 宥 :
「それでも、あの女の子のことを諦めたくない
処理という形で終わらせたくない、そう強く願い"意志"があるなら」
[メイン2]
松実 宥 :
切歌の方へ歩み寄り、そしてその頭に触れ
なでなでと撫でる。
[メイン2] 暁切歌 : 「ほふん」
[メイン2] 松実 宥 : 「合格♪」
[メイン2] 松実 宥 : 優しく微笑みながら。
[メイン2] 松実 宥 : 「それじゃあ、やることはもう、一つだね?」
[メイン2] 暁切歌 : 「え、えーっと…えーっと!」
[メイン2] 暁切歌 : 「そう、あの子を探すのです!」
[メイン2] 松実 宥 : 正解、と言わんばかりに微笑み、頷く。
[メイン2]
松実 宥 :
「……あの子は、どっか行っちゃったから……
あ、それじゃあこいしちゃん、この遊園地内、少し案内してもらっても
いいかな?」
[メイン2]
松実 宥 :
「先に到着してたって聞いたし
私よりも、多分この辺りについては詳しいんじゃないかな?」
[メイン2] 古明地こいし : 「え~~~?いいよ~~~~!!」
[メイン2]
松実 宥 :
宥も、この遊園地に来たことはあるが、十年以上前の話だ。
朧げな記憶でしかない。懐かしいと思うことはあれど、正確な地形は覚えていない。
[メイン2] 松実 宥 : 「ふふふ、ありがとう~」
[メイン2] 松実 宥 : こいしにも、優しく微笑みながら。
[メイン2] 松実 宥 : 「じゃあ、出発進行だよー」
[メイン2] 古明地こいし : 「ほ~い」
[メイン2] 暁切歌 : 「出発でーす!!」
[メイン2] GMアイシャ : 迷路に入り<知覚>判定達成値6に成功で忘れ物を発見できる。
[メイン2] 暁切歌 : 「め、めいろ……さ、先にお手洗いに…」
[メイン2] 松実 宥 : 2dx>=6 知覚判定 (2DX10>=6) > 9[3,9] > 9 > 成功
[メイン2] 古明地こいし : (10+1)dx+1 【感覚】<知覚> (11DX10+1) > 8[1,1,2,2,2,4,4,4,5,6,8]+1 > 9
[メイン2]
松実 宥 :
「……あれれー?切歌ちゃん、もしかして……
……ちょっぴり、怖かったり?」
[メイン2] 暁切歌 : 「怖くは…な、ないデス ちょっと昔に……」
[メイン2] 暁切歌 : 少々頬に紅が刺し
[メイン2] 古明地こいし : 「探し物は何ですか~♪」
[メイン2] 暁切歌 : 「ええいっ!!成せばなるとヤケ八でーす!!!」
[メイン2]
松実 宥 :
「……ふふ、大丈夫」
切歌に手を差し伸べる。
[メイン2] 松実 宥 : 「迷子にならないように、ね?」
[メイン2] 暁切歌 : 「……あ、ありがとデース」
[メイン2]
松実 宥 :
「……こうしてみると私も……昔を思い出すなぁ……ふふふ」
懐かしそうに笑いを溢し。
[メイン2]
松実 宥 :
「切歌ちゃんってどこか……玄ちゃんに、似てるんだよねー
……ちょっぴり放っておけないところとか」
ふふ、と悪戯っぽく微笑みつつ。
[メイン2] 暁切歌 : 「……でーす?」
[メイン2]
松実 宥 :
「あ、えへへ、えっとね、玄ちゃんってね、私の双子の妹でねー」
迷路に入りながら、つらつらと宥の妹自慢話が続く。
[メイン2] 暁切歌 : 「宥は妹のこと大好きなんですね〜♪」
[メイン2] 松実 宥 : つい早口気味に話し込んでしまったところに、そう言われてしまい
[メイン2] 松実 宥 : 恥ずかしそうに、頬を朱に染めながら。
[メイン2] 松実 宥 : 「……あ、あうぅ……任務とは、関係無い話しちゃったね……反省だよー」
[メイン2] 暁切歌 : 「気にしなくていいデース!家族の話は聞いててほっこりするのデース♪」
[メイン2]
松実 宥 :
「も、もーー……!私の話を聞いたんだからー
切歌ちゃんの家族の話も聞かせてよー
あとこいしちゃんもー!」
[メイン2] 暁切歌 : 「……こ、こいしからおねがいするデース!」
[メイン2] 古明地こいし : 「私~?」
[メイン2]
松実 宥 :
こくこく!と頷きながら、時折寒そうに体を震わせつつ
こいしに視線を向ける。
[メイン2] 暁切歌 : 「(こ、こいしの話を聞いて家族観を補強する作戦でーす!!)」
[メイン2] 古明地こいし : 「私のお姉ちゃんはね~」
[メイン2] 古明地こいし : 「コミュ障だし性格ねじ曲がってるよ」
[メイン2] 松実 宥 : 「……わ、わぁ……辛辣ー……」
[メイン2] 暁切歌 : 「……妹分から見ると、大抵ダメな所が見える物なのデース」
[メイン2]
松実 宥 :
「………」
その言葉は、宥に刺さったのだった。
[メイン2] 古明地こいし : 「でもいい所もあるよ、多分」
[メイン2]
松実 宥 :
……わ、私は……大丈夫、だよね……?
休日はずっとこたつに籠りっぱなしだけど……。
……ダメなお姉ちゃんじゃ、ない……よね……?
[メイン2] 暁切歌 : 「良いところ?」
[メイン2]
松実 宥 :
「! そ、そうだよー!こいしちゃんのお姉ちゃんも
良い所、たくさんあるんだよー!」
他人ながら、勝手に擁護する宥。
[メイン2] 松実 宥 : ─────そうして歩いていると……。
[メイン2] 松実 宥 : こつん、と足元に何かが当たる。
[メイン2] 松実 宥 : 「……?」
[メイン2] 暁切歌 : 「おろ?」
[メイン2]
松実 宥 :
暗い迷宮路であるため、何に当たったのか分からず
そっと座り、それを手に取る。
[メイン2]
松実 宥 :
「……?これ、なんだろう?」
そこには、3つの箱があった。
[メイン2] 暁切歌 : 「ありゃ…?」
[メイン2] 松実 宥 : そうして、切歌とこいしへ、その箱を渡しつつ。
[メイン2]
松実 宥 :
「……ひと様の敷地にある物は、勝手に開けちゃいけないって言うけど
………でも、調査だから、ね」
[メイン2]
古明地こいし :
バ
リ
バ
リ
[メイン2] 暁切歌 : 「落とし物かもしれないデース」
[メイン2]
松実 宥 :
宥の記憶にあった迷宮路には無かった、不思議な存在。
こんな箱は、見たことが無かった。
[メイン2] 松実 宥 : 「……ううん、切歌ちゃん、これ……もしかしたら……」
[メイン2]
松実 宥 :
「覚えてる?この遊園地の噂話を……
……って、あ、あわわ……こいしちゃん……」
[メイン2] 古明地こいし : 「こ…!これは…!」
[メイン2] 暁切歌 : 「何か入ってるデース?」
[メイン2] 古明地こいし :
[メイン2] 古明地こいし : 長い年月をかけ
[メイン2] 古明地こいし : こいしの元から離れていた剣は
[メイン2] 古明地こいし : 今、レネゲイトの力を秘め
[メイン2] 最強の剣 : この地に蘇る…
[メイン2] 古明地こいし : 「これは…なんか凄い進化した私の剣!」
[メイン2] 松実 宥 : わあ……すごい、物騒な剣。
[メイン2] 暁切歌 : 「キラキラしてるでーす?」
[メイン2]
松実 宥 :
「……見覚えある、みたいだね……?
もしかしてそれが……こいしちゃんの忘れ物、かな?」
[メイン2] 松実 宥 : 事実というピースを当て嵌めていく。
[メイン2]
古明地こいし :
「大分様変わりしたけどきっとそう」
「この剣には何か通じるものがある…」
[メイン2]
松実 宥 :
「………」
今まで陽気な表情を崩さなかったこいしちゃんが、真剣な顔つきになっているのを見て
こっちまでその空気に呑まれ、冷や汗がたらりと落ちる。
[メイン2] 暁切歌 : 「うーん、中の入ってるのは武器デース?」
[メイン2] 古明地こいし : 「そうだよ~」
[メイン2]
松実 宥 :
「……高濃度のレネゲイドが凝縮されているように見えるけど……
……もし、こいしちゃんの手に馴染むのだったとしたら……
きっとそれは、こいしちゃんが望んだもの」
[メイン2] 松実 宥 : 忘れ物が見つかる、という噂話の証明。
[メイン2]
松実 宥 :
「……少し、不自然な気はするけれども……でも、うん
せかい
こういうのは、この"非日常"なら……」
[メイン2] 松実 宥 : ─────よくあること。
[メイン2] 松実 宥 : 「……オーヴァードにとっては、これ以上無い程、素敵な場所だね」
[メイン2] 古明地こいし : 剣…装備!
[メイン2] 松実 宥 : あくまで、オーヴァードにとっては、と限定するが。
[メイン2]
松実 宥 :
「お、おぉぉ~~……」
身の丈以上の剣を軽々と手にし、盛り上げるこいしを見て、感嘆する。
[メイン2] 暁切歌 : 「ほほお…強そうです」
[メイン2] 松実 宥 : ちらりと、切歌の方を見て。
[メイン2] 松実 宥 : 「……そっちの箱には、何が入ってるかな?」
[メイン2] 暁切歌 : 「宥のには、何入ってるかわかるです?」
[メイン2] 松実 宥 : 「─────」
[メイン2]
松実 宥 :
「……それは、分からないなぁ
それよりも、切歌ちゃんの箱が気になるかも」
[メイン2] 暁切歌 : 「ん〜〜じゃあ、開けてみるのデス」
[メイン2]
暁切歌 :
紐を解き、紙を広げ
箱の蓋を取ると…
[メイン2] 暁切歌 : “なにもない“
[メイン2] 松実 宥 : 「……え……?」
[メイン2] 古明地こいし : 「あれ~?おかしいね」
[メイン2] 暁切歌 : 「……は、ハズレ?」
[メイン2]
松実 宥 :
目を少し見開く、くしくしと目を擦るも
真っ暗な視界のせいだと考えるも、やっぱりそこには……。
[メイン2] 松実 宥 : 何も、無い。
[メイン2] 松実 宥 : 「……………」
[メイン2] 松実 宥 : 口元をマフラーで多い、眉を顰めながら思考を進める。
[メイン2] 松実 宥 : 「……切歌ちゃんの、"忘れ物"って……」
[メイン2] 松実 宥 : ………………………。
[メイン2]
松実 宥 :
……これ以上は、言及してはいけないもの
そう、私の本能が、囁いてくる。
[メイン2] 松実 宥 : 「…………切歌ちゃんは……分からない、かな?」
[メイン2] 松実 宥 : 冷や汗を伝わせながら、切歌の方へちらりと視線を向ける。
[メイン2] 暁切歌 : 「……うーん、忘れ物がわからないから、無いんデスか?」
[メイン2] 松実 宥 : 「………」
[メイン2]
松実 宥 :
「……思い当たることは、ない……?
……何も、思い出せない、かな……?」
[メイン2] 暁切歌 : 切歌は、何度も、何度も遊園地の出来事を思い返す
[メイン2]
暁切歌 :
迷路で迷いすぎて、トイレに間に合わなかったり
ジェットコースターに乗れなくて駄々を捏ねたり
観覧車が軋む音が怖くて、両親に抱きついたり……
[メイン2] 暁切歌 : 「……思い、出したのです!!」
[メイン2] 松実 宥 : 静かな表情のまま、切歌の瞳を覗き込むように見つめる。
[メイン2] 暁切歌 : 「私は…私は……!!」
[メイン2]
暁切歌 :
「“特に忘れ物をした覚えがない”のです!!」
はっきりと、全部“思い出して”断言した
[メイン2] 松実 宥 : 「…………へ?」
[メイン2] 松実 宥 : 予想外の答えに、目を大きく見開く。
[メイン2] 松実 宥 : 「……忘れ物をしたことが……ない……?」
[メイン2] 暁切歌 : 「デス!」
[メイン2] 暁切歌 : 大きく頷く
[メイン2] 古明地こいし : 「ん~?」
[メイン2]
松実 宥 :
「……それじゃあ……あの噂話は、違う……?」
イレギュラーな要素が加わり、困惑する。
[メイン2] 暁切歌 : 「忘れ物がない人が来ちゃった場合は噂されてなかったし、箱だけでもラッキーなのでーす!」
[メイン2] 暁切歌 : 小物入れにするため、綺麗に閉じるとカバンに放り込む
[メイン2]
松実 宥 :
遊園地に忘れ物をしたことがある者のみが、この空間に囚われる、という前提を仮定に調査を進めてきたため
ここに来て、例外が現れたことに戸惑いを隠し切れない宥。
[メイン2]
松実 宥 :
……そういえば、この領域は……揺らぎがって……制御ができていない
そんな情報がさっき……。
[メイン2] 松実 宥 : ごくり、と唾を飲み込み。
[メイン2] 松実 宥 : 「………」
[メイン2]
松実 宥 :
条件とは反する存在までもが、この領域内に囚われるようになってしまう
そういった状況になっているのだとすれば。
[メイン2] 松実 宥 : ますます、UGNとしては─────このレネゲイド災害を止めないわけにはいかない。
[メイン2]
松実 宥 :
「……少し状況を整理する必要があるかも
……一旦、他のみんなと合流するね」
端末を開き、各々に連絡を取り始め、迷宮路の出口へと早歩きで進み始める。
[メイン2] 松実 宥 : ─────宥が受け取った箱は、懐に仕舞われていた。
[メイン2] 暁切歌 : 「……?」
[メイン2] 暁切歌 : そのまま、迷わないよう慌てて宥を追いかけ始める
[メイン2] 松実 宥 : 「……それに、切歌ちゃんは、あの子と会って話をしたいんだよね?」
[メイン2] 松実 宥 : 歩を進めながら、そう問いかける。
[メイン2] 暁切歌 : 「はいデス!」
[メイン2]
松実 宥 :
「……うん、それなら切歌ちゃんは……そうだね
……今は、それだけを考えて」
焦燥の様子を見せながら、出口へと出る。
[メイン2]
暁切歌 :
…なんだか、とっても焦ってるみたいデス
何があったデスか…?
[メイン2]
暁切歌 :
……いや、今は宥の言った通り
あの子の事を考えるのです
[メイン2]
暁切歌 :
みんなが持ってた落とし物を、返してくれた
やっぱり、良い人だと思うのです
[メイン2] 暁切歌 : …お話はできるのか、まだ不安になるけど
[メイン2]
暁切歌 :
あの娘は、何故か懐かしい感じがするのデス
だから……頑張らないと、ダメだと思うです!!
[メイン2]
暁切歌 :
そんな風に、心の熱をどんどん上げていって
迷路の出口へと走っていった
[メイン2] 暁切歌 : 終わりが来る、その予感を、どこかで感じ取りながら
[メイン2] 暁切歌 :
[メイン2] 暁切歌 :
[メイン2] 暁切歌 :
[メイン2] アームストロング :
[メイン2] アームストロング :
[メイン2] アームストロング : KABOOOON!!!!
[メイン2] アームストロング : 街宣メタルギア・エクセルサスは、その両足を切り下されて姿勢を崩す
[メイン2] 雷電 : 「でぇええええりゃあああッ!!!」
[メイン2] 雷電 : 高周波ブレードが街宣カーを一刀両断するが、次の瞬間
[メイン2] 雷電 : キィイイイン
[メイン2] 雷電 : ブレードの切っ先が砕けて、煙の中より
[メイン2] アームストロング : 上院議員の筋骨隆々の黒腕が伸びる
[メイン2] アームストロング : 「俺が直々にブチのめしてやろう!」
[メイン2] アームストロング : 雷電を掴み上げて、残骸に叩きつける
[メイン2] アームストロング : 「俺のUGNでの活動が気に食わないか、サイボーグ!」
[メイン2] 雷電 : 「貴様はUGNを隠れ蓑に自身の野望を成就させようとしているのだろうに!」
[メイン2] 雷電 : 残骸から飛び出して、稲妻を纏った拳を握り込み
[メイン2] 雷電 : 12dx7 (12DX7) > 10[2,3,5,5,6,6,6,6,7,10,10,10]+10[4,5,5,7]+10[7]+10[7]+2[2] > 42
[メイン2] 雷電 : 5d10+9 (5D10+9) > 36[8,1,9,10,8]+9 > 45
[メイン2] 雷電 : その拳は上院議員の胸に直撃し
[メイン2] アームストロング : しかし漆黒に染まる胸板に受け止められる
[メイン2] アームストロング : 「Nanomachine Son!」
[メイン2] アームストロング : そのままナノマシンの機能で固く鋭くなる拳が雷電の顎を打ち砕く
[メイン2] アームストロング : 15dx7+1 (15DX7+1) > 10[1,2,2,3,6,7,7,8,8,8,9,9,9,10,10]+10[4,4,4,4,5,5,6,7,7,9]+10[1,2,10]+4[4]+1 > 35
[メイン2] アームストロング : 4d10+18+20 装甲無視 (4D10+18+20) > 23[8,5,7,3]+18+20 > 61
[メイン2] アームストロング : ドグシャアァン!!!
[メイン2] アームストロング : 弾け飛ぶ雷電に向かい叫ぶ
[メイン2] アームストロング : 「オーヴァードとは試練だ!ありとあらゆる人類がいずれ受け止めるべき壁なのだ!」
[メイン2] アームストロング : 「俺たちは無限の時間を生き続ける戦士になる、シンドロームと括られているが、己が個性を得て究極の平等を得る!」
[メイン2] アームストロング : 「そうなればシステム化された戦争も!くだらないテロリズムも不要!」
[メイン2] アームストロング : 「腕っ節だけで生き抜く古き良き西部時代の混沌が文明に訪れる!」
[メイン2] アームストロング : 「俺はその為にUGNに居る!」
[メイン2] 雷電 : 「FHと何の違いが…ッ!」
[メイン2] アームストロング : 「政治と変わらないさ!」
[メイン2] アームストロング : 「後ろめたい方法は使えど、違法だとは言われない手だ!」
[メイン2] アームストロング : 「UGNの理念など、いずれ来る時代には遅れているが」
[メイン2] アームストロング : 「世界がオーヴァードを認めた証としてUGNの存在を俺の支持にしてるだけだ!」
[メイン2] アームストロング : 「ふぅうううんッ!!」
[メイン2] アームストロング : エクセル街宣カーサスの残骸を持ち上げて
[メイン2] アームストロング : ブン、投げる!!
[メイン2] アームストロング : 「わかるだろう!レネゲイドは歴史と変わらない!」
[メイン2] アームストロング : 「天然痘やペストと同じだ、人類の試練だ!」
[メイン2] アームストロング : 「数多の病魔を超えて、免疫を得るように!」
[メイン2] アームストロング : 「その過程で死人も付き物だ!」
[メイン2] アームストロング : 「単純だろう!弱者は淘汰される!」
[メイン2] アームストロング : 「強者は生き残り!自身の望むがままを証明する!」
[メイン2] アームストロング : 「思想?国?誇り?そんなくだらん意味合いは無い!」
[メイン2] 雷電 : 「そんなものが獣と変わるものかァーッ!」
[メイン2] 雷電 : 街宣カーの残骸を走り上院議員に接近!
[メイン2] アームストロング : 「獣を見下すその驕りが!」
[メイン2] アームストロング : 雷電と激突し、組合に持ち込む
[メイン2] アームストロング : 「貴様らのようにくだらないオーヴァード同士の諍いを起こしているのだ!」
[メイン2] アームストロング : 「理性と社会性が導き出すパターンでジャームは測れなかろう!」
[メイン2] アームストロング : 「お前が切り捨ててきたジャームだって、理解を止めていたのだ!」
[メイン2] アームストロング : 「俺はそれを肯定する!そして!」
[メイン2] アームストロング : 「俺より弱い限り!捻り潰す!」
[メイン2] アームストロング : 雷電に、渾身の拳を打ち込み
[メイン2] アームストロング : 「弱肉強食こそ、本能だ!」
[メイン2] アームストロング : 「オーヴァードなど関係ない、人間という獣に搭載されたシステム!」
[メイン2] アームストロング : 「UGNだろうと、国家だろうと!否定できまい!」
[メイン2] アームストロング : 「俺はそれを果たす為に、この75発のICBMも頂いていく!」
[メイン2] アームストロング : 「お前が俺を止めたいのならば…」
[メイン2] アームストロング : 「淘汰してみろ!雷電!」
[メイン2] アームストロング : エクセルサスのウェポンベイを持ち上げて、上院議員は去っていく
[メイン2] アームストロング : 廃棄された遊園地改め
[メイン2] アームストロング : アームストロング偽装ミサイル基地より回収されたICBMは、その後正式所在不明となる
[メイン2] アームストロング : 再び、何処か地下にそれは秘められる──
[メイン2] 雷電 :
[メイン2] 雷電 : 「…グッ、ぐおおおッ…!」
[メイン2] 雷電 : 「クッ…奴は、一体何を…!」
[メイン2] 通信 : 「奴は表向きの政治でUGNを絡めとる為に所属していたのだ…尤も既に痕跡は無いが」
[メイン2] 通信 : 「恐らく、あのICBMは有事の際に人質につかうのやもしれん…」
[メイン2] 通信 : 「DARPAで開発されたそれを顕にされれば、日本の立場すら危うい…」
[メイン2] 雷電 : 「…ならば、あのミサイルの所在を追うしかないか」
[メイン2] 雷電 : 「アームストロングは、一体どういうルートであんな大量のミサイルを隠すつもりだ」
[メイン2]
通信 :
「…恐らく、奴らだろう」
「テンペスト、それも凄まじい過激派の連中」
[メイン2] 通信 : 「オーヴァード絡みを追うのは厳しいが、そちらならやりようもある」
[メイン2] 通信 : 「雷電、次の座標を送る」
[メイン2] 雷電 : 「…わかった、今度こそ決着を付ける」
[メイン2] 雷電 : そして、砕け散ったブレードを拾い
[メイン2] 雷電 : 雷電は、上院議員の逃げる先
[メイン2] 雷電 : 米軍基地へ、向かうのだった────
[メイン2]
雷電 :
METAL GEAR RISING DOUBLE×CROSS
episode.III fin
[メイン2] 雷電 :
[メイン2] 雷電 :
[メイン2] 松実 宥 :
[メイン2] 松実 宥 : ending『my memory』 登場:松実 宥
[メイン2]
松実 宥 :
本任務は、未確認オーヴァードの保護
そして野良ジャームの凍結処置という形で以って、幕を閉じたのでした。
[メイン2]
松実 宥 :
廃地に作られた、偽りの遊園地はその姿を消し
元の、寂れた、機能を成さない瓦礫の地と化した。
[メイン2]
松実 宥 :
救護班、回収班、解析班等の応援により、この廃遊園地に残っていた
レネゲイドという名の、"非日常"の痕跡は、全て消去された。
[メイン2]
松実 宥 :
……私にとっても、思い出の地であった、この遊園地は……。
先日、取り壊しが決定し、更地として売り出された。
その後のことは知る余地もないことである。
[メイン2]
松実 宥 :
宥は、一陣の風を身に受けながら、身をぶるぶると震わせる。
ひどく寒そうに、身を縮こませながら。
[メイン2]
松実 宥 :
某所にある、UGNの凍結施設まで、件のジャームの護送任務も無事終え。
こうして、"日常"へと戻ってきた宥は─────。
[メイン2] 松実 宥 : 実家の松実旅館へと戻り、そしてコタツの中へと入る。
[メイン2]
松実 宥 :
「ふぅ……」
安堵の声が漏れる。
今回は、"運良く"任務を円滑に終わらせることができたに過ぎない。
もし気づくのが、もっと遅ければ─────レネゲイドにより、不幸になる人達は、もっと増えていただろうから。
[メイン2]
松実 宥 :
テーブルの上に頬を乗せ、足元から伝わる熱を体に感じ
血管や筋肉が解れていく感覚に包まれ、リラックスモードと切り替わる。
[メイン2]
松実 宥 :
……ふと、ある事を思い出し。
コタツの上に─────"箱"を置く。
[メイン2] 松実 宥 : 「…………………」
[メイン2]
松実 宥 :
私は……小さい頃に、あの遊園地に行ったことがある。
……玄ちゃんと、そして……。
[メイン2] 松実 宥 : 「……お母さん」
[メイン2]
松実 宥 :
チク、チク、チク……。と、和室に時計の針が進む音だけが聞こえる。
静寂な空間に、宥の呟きが取り残される。
[メイン2] 松実 宥 : 徐に、その箱を包むリボンを解いていく。
[メイン2] 松実 宥 : ……私は、確かにあの時……"忘れ物"をした。
[メイン2] 松実 宥 : そして、箱の中から宥は─────。
[メイン2] 松実 宥 : ─────母親に貸してもらった手袋を、手に取る。
[メイン2] 松実 宥 : 「っ…………」
[メイン2]
松実 宥 :
じんわりと、目柱が熱くなる。
胸の奥から込み上げてくる感情を、ぐっと堪えながら。
[メイン2]
松実 宥 :
……私は、小さい頃から寒がりだった。だからいつも誰かと手を繋いで……。
お姉ちゃんなのに、玄ちゃんに甘えたり……お母さんにも、甘えたり……。
[メイン2]
松実 宥 :
そう……この手袋は……。
あの時、私が迷宮路に入って……無くしちゃったもの。
私のかじかんだ手を、温めてくれた……絶対に忘れない、お母さんの……。
[メイン2] 松実 宥 : ─────"愛情"の、形。
[メイン2] 松実 宥 : 「……こんな、巡り合わせも……あるんだなぁ……」
[メイン2]
松実 宥 :
オーヴァードになって、自分がいつジャームになってしまうか分からないという
不安に、ずっとずっと押し潰されそうになっていた私の心を
……陰で支えてくれた……お母さんとの、記憶が、蘇る。
[メイン2] 松実 宥 : 「……遊園地、楽しかったなぁ」
[メイン2] 松実 宥 : 声を震わせながら、静寂に包まれる和室で、そう呟く。
[メイン2] 松実 宥 : ……私は……ずっと忘れないから。
[メイン2]
松実 宥 :
思い出は、色褪せない。
絶対に、手放したくないから。
だから、胸に刻む。
[メイン2] 松実 宥 : これはただ忘れ物を取りに行くだけのお話。
[メイン2] 松実 宥 : これからはもう、二度と忘れたりなんかしない。
[メイン2]
松実 宥 :
少女の胸に燃える、"意志"という名の炎は、揺れ動く。
寒くて寒くて動けなくなりそうな時も、私はこのあったかいのを忘れないから。
[メイン2] 松実 宥 : 「……よぉ~し、お姉ちゃん、これからも頑張るぞ~」
[メイン2]
松実 宥 :
コタツの中から腕を上げるも……。
ぶるりっ、寒くなって、またコタツの中へ腕を戻す。
[メイン2]
松実 宥 :
松実旅館の長女の物語は、これからも続く。
"夢"を"咲"かせるために。
[メイン2] 松実 宥 :
[メイン2] 松実 宥 :
[メイン2] 松実 宥 :
[メイン2] サスケ :
[メイン2] サスケ : ending『lost color』
[メイン2] サスケ : 《ディメンジョンゲート》
[メイン2] サスケ :
[メイン2] サスケ : 黒よりも暗い、暗黒そのもののような場所
[メイン2] サスケ : 非活動時間帯の、UGNの一支部
[メイン2] サスケ : 暗黒が続く支部の中、黒衣は虚空より降り立つ
[メイン2]
サスケ :
遊園地の一件の後、その場にいた責任者である存在に事情などは押し付けるように
1人エフェクトを使用し、直接支部まで飛んだ
[メイン2] サスケ :
[メイン2] サスケ : 黒衣より、一本の刀を取り出す
[メイン2] サスケ : 銀色の刀は、黒に当てられその刀身を墨をブチまけたが如く染まり
[メイン2] サスケ : 漆黒の中に、紅と薄紫だけが光源となるように光り輝く
[メイン2] サスケ :
[メイン2] サスケ : 「……無くしたもの、か」
[メイン2] サスケ : 刀身に瞳の色が反射され、光点がわずかに増える
[メイン2]
サスケ :
『ここで終わりって事にしたくない』
『ちっともサッパリ嬉しくないからデス!!』
[メイン2] サスケ : 何度か反響する、愚直で無知な少女たちの訴え
[メイン2] サスケ : ……………
[メイン2] サスケ : 「知らん」
[メイン2] サスケ : 何か、無くしものを届けるのなら
[メイン2] サスケ : 少なくとも、オレに渡すべきだったものは
[メイン2] サスケ : 刀ではなく
[メイン2] サスケ : 情なのだろうか
[メイン2] サスケ : …………
[メイン2] サスケ :
[メイン2] サスケ : 願う事なら、組織の為に組織に染まる事を
[メイン2] サスケ : 願う事なら、決して己の色を失わない事を
[メイン2] サスケ : 漆黒より深い先は、きっとないのだから
[メイン2]
サスケ :
染まらないために
オレは戦い続けよう
[メイン2] サスケ : 『見ず知らずの人のために』
[メイン2] サスケ :
[メイン2] サスケ :
[メイン2] サスケ : この喪失物、アンタならどう返すのだろうな
[メイン2] サスケ : なあ
[メイン2] サスケ : ────────────?
[メイン2] サスケ :
[メイン2] サスケ :
[メイン2] サスケ : 《ディメンジョンゲート》
[メイン2] サスケ :
[メイン2] サスケ :
[メイン2] サスケ :